「市役所=堅い」を30秒で覆す。テレビ番組制作30年 × 最新AIが生んだ、採用動画の新常識
- イーモック

- 5 時間前
- 読了時間: 4分
撮れば数十万円、撮り直しは数日がかり――。
その常識を、生成AIが静かに塗り替えています。
本記事では、宝塚市役所の採用PR動画「RE:IMAGINE」を題材に、テレビ番組制作30年の演出力と 最新AIの制作スピードを掛け合わせた、私たちイーモックの動画づくりをご紹介します。

STRENGTH
私たちの強み ― 「演出力」と「AI」は、別物だからこそ掛け合わせる
生成AIで動画が手軽につくれる時代になりました。
けれど、AIは「それらしい映像」は出せても、 何を、どの順番で、どう見せれば人の心が動くのかという設計まではしてくれません。 ここで効いてくるのが、テレビ番組制作で30年磨いてきた構成・演出のノウハウです。
イーモックは、テレビの現場で培った「視聴者を飽きさせない設計力」に、最新の生成AIを組み合わせます。 AIは時間とコストのかかる映像を素早く形にし、実写は人の表情やリアリティを担う。 どちらか一方ではなく、それぞれの得意分野を掛け合わせることが、今の時代の動画制作の答えだと考えています。
THE CASE
事例:宝塚市役所 採用PR動画「RE:IMAGINE ― 7人のリアル」
題材は、宝塚市役所の採用PR動画。
テーマは明快で、「市役所=地味・堅い・机仕事ばかり」という世間のイメージを払拭すること。
若い世代に「ここで働きたい」と思ってもらうための一本です。
仕掛けは「あえて誤解から入る」構成
普通なら、いきなり職員の生き生きとした姿から始めたくなります。でも、それでは 「市役所は堅い」という見る人の思い込みは、最後まで残ったまま。 そこでこの動画は、逆の手を打ちました。
冒頭であえて、世間が抱く「堅い市役所」のイメージを誇張して見せる。 無表情でハンコを押す手、コピー機から出る紙、白いマスクをつけた職員の横顔。
「#机の上が全て」「#ハンコ押し職人」といったSNS風のテロップで畳みかけ、 「市役所の仕事って――もしかして、こんなイメージ?」と問いかけます。
そして次の瞬間、映像が一気にカラーへ。「でも――リアルは違う。」

白いマスクは「固定観念としての市役所像」の象徴。冒頭では一瞬だけ見せて違和感を残し、 エンディングで職員たちがそのマスクを外し、満面の笑顔を見せる。 思い込みを一度提示してから外す――
この引き算の演出こそ、番組制作で鍛えた構成力の見せどころです。
WHY AI
その冒頭、なぜ「AI」だったのか
ここで鍵になるのが、冒頭の「マスク姿で働くシーン」。
実はこの導入部分を、生成AIで描いています。
考えてみてください。「無表情でマスクをつけて働く職員」を実際に撮影しようとすると、 出演者の手配、衣装や小道具、撮影日程、ロケ場所の確保……と、お金も時間もかかります。
しかもこの導入は、わざと「不快ではなく印象的に」見せる微妙なさじ加減が必要で、 一発で理想どおりに撮れるとは限りません。
AIなら、このシーンを低コスト・短時間で形にでき、しかも何度でも作り直せます。
「マスクが匿名性や不気味さを想起させすぎないか」を見ながら、表情・トーン・尺を細かく調整する。 実写では費用と日数がかさむ試行錯誤を、AIは何度でも回せるのです。

※ 案件により異なりますが、撮影が難しい・コストがかさむ導入演出ほど、AIの効果が大きく出ます。
HYBRID
AIで「つくる」、実写で「伝える」。掛け合わせが新常識
この動画の真価は、AIと実写の役割分担にあります。

導入のインパクトはAIで、本編の説得力は実写で。テレビ番組制作で培った構成力が、この2つを一本の物語として違和感なくつなぎます。
AIか実写か、ではなく、AIも実写も。これこそが、今の時代の動画制作の新常識だと私たちは考えています。
ETHICS
大切なのは、AIを「有効に」使うこと ― 著作権への配慮
生成AIは強力なツールですが、使い方を誤れば著作権や権利関係のトラブルにつながりかねません。
既存の作品やキャラクター、実在の人物に酷似した生成物をそのまま使えば、思わぬリスクを抱えることになります。
イーモックがAIを使うときの考え方
・他者の著作物や作風に依存しない、オリジナルの映像づくりを前提にする
・生成物は必ず人の目でチェックし、権利侵害のリスクがないかを確認する
・「AIで何でもできる」ではなく、「権利に配慮しながら、効果的に使う」を徹底する



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